fx投資の本質は前述したように、外貨両替取引であると申し上げましたが、それは外貨預金という元本に対する利子収入を期待する分散投資の一種であるとも言えます。詳しくは次章に譲りますが、fxの重要なシステム、レバレッジの元となる株式の信用取引の仕組みと比較して紹介してみたいと思います。
fxと信用取引のおおまかな仕組みはほぼ同じです。担保となる保証金があれば実際より多い金額の取引が出来ます。fxは100倍の取引が可能ですが、信用取引ではおよそ3倍が上限の取引しかできません。
原則として信用取引は購入してから6ヶ月以内に、反対売買等を行い必ず決済をしなければいけません。一方、fxには期限はありませんので、円安になるまで外貨預金のように日本の低金利より高い利率で運用するのもいいでしょうし、為替差益が狙えるのであればいつでも売却できます。これが信用取引との大きく違う仕組みです。
さて、株式というものは安く買って、高く売るのが利益を得る原則ですが、信用取引は株が下がっているときでも利益をあげることが出来ます。それは証券会社から株券を借り受け、「売り」から入ることで実現します。信用取引といわれるのは保証金や当人の支払い与信をして「お金」や「株券」を借り受けるからなのです。
100円で売って、50円で買い戻し株券を証券会社に返せば、50円の差益が生まれます。しかし、このとき手数料もそうですが、「逆日歩」という日割りコストが掛かります。これは「株券の賃料」です。
この仕組みはfxでも同様、円高になりそうだと分析したら100円で10000ドル売り、80円で10000ドルを買い戻します。すると、20円×10000ドル=20万円の利益となります。しかし、このとき信用取引と同じく、1万ドルから見込める日割りの利子を支払わなければいけません。
以上のように、fxでは円安の傾向にあるときだけ利益があがるわけではないのです。円高トレンドにあると判断できたらすぐ、売買が始められるのです。
