まずは、【内国為替】の仕組みについてみていきましょう。異なる銀行間での送金に際して用いられるのが、【内国為替】と呼ばれるシステムです。
【内国為替】の仕組みをイメージするには、分かりやすい例として、筆者の★銀行口座から(まだおりませんが)妻の☆銀行口座に送金するケースを考えてみましょう。問題となるのは、両銀行で生じる預金の過不足がどのように決済されているのかということです。ここで登場するのが、【日本銀行(にっぽんぎんこう)】。【中央銀行】とも呼ばれますが、この【日銀】が【内国為替】を取り次いでいるのですが、すべては【全銀システム】のなせる業。実は、日銀が取り決めた【準備預金制度】によって全国津々浦々の銀行は、日銀に【当座口座(勘定)】を有し、この口座に預金高から一定の割合を預けることになっているのです。預金者が「払い戻せ~」と銀行に押し掛けて、業務がパンクするのを回避するためです。
因みに、【当座預金】とは、預け主の請求に応じていつでも払い戻すことができるモノ。無利息で手形や小切手を用いて払戻請求を行います。…で、【内国為替】は、この【日銀】の【当座勘定】上で決済がなされているのです。つまり上記の送金でも――ごく日常的な行為ですが――常に【内国為替】として【日銀】を経由してお金が動いているということなのです。ちょっと驚きですね。
さて、【内国為替】のお次は、【送金為替】と【取立為替】について。記事を改めましょう。
